水曜日, 2月 10, 2010

IE9でSVGに対応の可能性 - MicrosoftがSVG WGに参加

IE9でSVGに対応の可能性 - MicrosoftがSVG WGに参加 (2010-1-7)

マイクロソフトは、W3Cのワーキンググループに参加するそうです。

IE9で、SVGに対応する可能性が出てきました。

SVGのように、構造化されたグラフィクスがウェブ上で使えるようになると、素晴らしい世界が広がります。

現在、ウェブでページを書くとき、ちょっと凝ったふうに表示しようと思えば、いっさいがっさい、全部、画像ファイルにして読み込まねばなりません。

タイトルを大きく書こうと思えば、そのような画像ファイルを用意し、背景を描くなりなんなりせねばなりません。

SVGなら、スタイルシートで、ベクトル画を指定できます。

大きく文字を書いて、背景にグラデーションをかけて、下線を引く、などの動作が、画像ファイルでなくて、コードで指定できる。

画像ファイルでないので、転送速度はもちろん速くなります。

そして、構造化されたグラフィクスとして、自動生成できるようになります。

利点は、自動生成できることばかりにあるわけではありません。

文字コードで記述されるということは、つまり、ALTタグなどで指定しなくても検索が可能になるということです。

さらに、Javascriptなどと組み合わせれば、データを動的に指定して画像にすることができます。



Javascriptとの組み合わせでは、かなり高度なアプリやゲームができます。

ただし、コンパイルせずにコードをそのまま流す形になります。

フラッシュやシルバーライトと競合する可能性があります。



SVG規格は、HTML5規格でHTMLページへの組み込みが可能になります。

他にベクトル描画規格としては、Canvasなどがあります。

SVGとCanvasと、健全な競争による切磋琢磨が期待されます。

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