土曜日, 6月 04, 2011

C# プログレスバーの色を変える

C#のライブラリでは、プログレスバーの色を変えるメソッドが用意されていません。

そこで、「メモリ容量がいっぱいになりました」的な状態を示すために、プログレスバーの色を緑から赤に変える方法を紹介します。

using System.Runtime.InteropServices;

const int WM_USER = 0x400;
const int PBM_SETSTATE = WM_USER + 16;
const int PBM_GETSTATE = WM_USER + 17;

[DllImport("user32.dll", CharSet = CharSet.Auto, SetLastError = false)]
public static extern IntPtr SendMessage(IntPtr hWnd, uint Msg, IntPtr wParam, IntPtr lParam);

このように、Win32APIを呼び出す関数を用意して、エラー状態をセットしてやります。

public enum ProgressBarStateEnum : int
        {
            Normal = 1,
            Error = 2,
            Paused = 3,
        }

public static void SetState(ProgressBar pBar, ProgressBarStateEnum state)
        {
            SendMessage(pBar.Handle, PBM_SETSTATE, (IntPtr)state, IntPtr.Zero);
        }

SetState(progressBar1, ProgressBarStateEnum.Error);

もとの緑色に変更するには、ノーマル状態に戻してやります。

SetState(progressBar1, ProgressBarStateEnum.Normal);

追記: ここで注意せねばならないのは、プログレスバーのバグで、エラー状態を設定した時点では値が変更されません。

エラー状態を設定したら、値の変更を再度行う必要があります。

これはWindowsのバグらしいです。

if (progressBar1.Maximum * .9 < len)
       {
           progressBar1.Value = 0;
           SetState(progressBar1, ProgressBarStateEnum.Normal);
           progressBar1.Value = len;
           SetState(progressBar1, ProgressBarStateEnum.Error);
       }
else
       {
           progressBar1.Value = len;
           SetState(progressBar1, ProgressBarStateEnum.Normal);
       }

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