ビルマ語のフォントには、独自規格のものと、ユニコード対応のものがある。ビルマ語WikiではUnicodeに対応しているが、独自規格を使うサイトも多い。
MyaZediフォントは、独自規格のフォントである。フォントを使用するには、TrueTypeフォントをダウンロードし、Windowsのフォントフォルダ(C:\Windows\Fonts)コピーする必要がある。
Myanmar3フォントは、Unicode規格のフォントである。フォントを使用するには、圧縮ファイルをダウンロード・解凍し、mm3.ttfをWindowsのフォントフォルダにコピー、実行ファイル(Keyman)を走らせる(インストール方法は、Installation.txtを読むこと)。
Padaukフォントは、Unicode規格のフォントで、インストールするとIEでの表示が可能になる。Tools -- Internet Options -- Fonts ダイアログで、Language Script にMyanmarを選び、Padaukを選択するとビルマ語が表示される。
စုဳကည္ MyaZedi規格
စုကြည် Unicode 5.1規格
ビルマ語は、モン文字から派生したビルマ文字を使う。子音は33の文字で表すが、26文字を一般には使用する。単母音はa,i,u,e,ɛ,o,ɔ の合計7つに、軽声がある。声調は、下降調、低平調、高平調の3つ。韓国語のパッチムのように、末子音がある。韓国語のように規則的な変化ではないが、清音の表記で濁音で読むことがある。介子音というのがあり、y、w、h音を子音と組み合わせて発音する。無声鼻音という変わった発音があり、hm, hn, hɲ, hŋ, hl など、ハの音を先行させ、発音する音がある。母音は、子音の上下左右に配置し、声調ごとに異なる表記をとるため、煩雑である。さらに、末子音をとる場合、母音の発音が変化する。
→ エクスプレス ビルマ語
ビルマ語の表記で気づいたのは、介子音の表記にバリエーションがある、ということである。つまり、ဝ(ワスウェ)などとの合成文字を作る代わりに、分離して表記するやり方がある。その際には、မ္ဝのように、子音にシェトをつける。モン人မ္ဝန္လူမ္ယုိး
フィリピノ語(タガログ語)では、日本語における「御」のように、po が丁寧さを表すが、ビルマ語では pa (ba) となる。ビルマ語声調の発音では、高平調をより強調し、下降調は短母音として発音する。
オンラインでビルマ語が入力できるように、アプレットを組んでみました。フォントはMyaZediを使用しています。
→ Burmese Online Keyborad
ビルマ語で、宝石をヤダナーといい、警察はイエーアヤーシィー、泥棒をタコーという(「旅の指さし会話帳・ミャンマー」)。