月曜日, 10月 13, 2008

職人芸

昨日は、お隣さんに、庭を拝見させていただいた。日本風の邸宅から、見事に手入れされた庭木が見える。いわく、「刈り込みというのはね」「職人芸なんですよ」「自然に」「はさみが動く」「理論じゃない」。先が見えなければ、刈り込むにもうまくいかないだろうと意見を述べたのだが、「いや、そうじゃない」「波長があって」とおっしゃる。

そんなに技術を魔術にしては困る、それじゃあいったいどうやって教わればいいんだろう、と思ったのだが、あくまで確信をこめて「どこに植えたらいいかって、それさえまったく飲み込めない人間もいるんですよこれが」とこれはまた頓着なくおっしゃる。

興味深く思ったのは、そういえばコンピュータに関しても似たような言い回しがあって、やはり「波長が」と言うのである。「どうも合わない」と思われるノリのブログもあれば、結果が明日になって出てくるようなコンパイルはしたくないという波長もある。しかし、他人に「Javaとは波長が合う」と言っても、Javaでプログラムを組み、別言語を使用したことがなければ、意味は通じない。「つまらないことに引っかからなくてすむから書きやすい」といっても、これも抽象的な話である。

だから、ようするにそういうことであろうと結論付けている。ようするに、Javaプログラムの書きやすさなど、説明しようとすれば「あるべきところに、ちゃんと備わっている」としか言いようがない。それは、類まれなる設計のよさからくるものであり、使う人の質と数によるものであり、ひいては設計したチームのリーダーシップによるものである。

ちなみに、植物を植えつけるなら分散して、いくつかの株に分け、どの場所がもっとも適しているかを見るのが安全である。日当たりと水はけと風通しと、植物でも科によって種によって、好む場所が違う。ある程度の見当をつけたら、さまざまに試みるのがコツというものだと思っている。

Qt: 外部プログラムを起動する

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