日曜日, 10月 21, 2007

ストールマン氏、1年ぶりの来日が決定:フリーソフトウェア運動を語る

あのリチャード・ストールマンが来日するという。

著作権によってコードが読めず、特許によって技術が使えない、著作権と特許によってぼろ儲けする企業は究極的にプログラマには利益を還元しないと主張し、FSFという組織を立ち上げ、GNUというプロジェクトで著作権も特許も主張しないソフトの一群を「公共のため」に提供している人物である(と理解している)。

公共のため、という部分で、(米国で)共産主義と罵られ、あるいはサポートと関連書籍で儲けるというビジネスモデルとして説明されることがある。「公共のため」のソフト、にまつわる、共産主義的な官僚主義、計画経済的な弊害は、実際のところ、日本で見ることができる。税金泥棒が、年間予算一千億円の総産研で、「フリー」として使われないソフトをやる気のない態度で配っていたり、政府が発表されない金額でフォントを買い上げて配っていたり、予算を数億かけて使われないフォントが開発されたりする。税金は、確かにフリーではないとここで特に強調したい。

しかしながら、プログラマのコミュニティーは存在し、ストールマンの主張した「コードを自由に提供できる」環境が、人々の生活を向上させていることは、恩恵を受けた人間として、はっきり断言できる。情報を享受・提供できる場の存在が、ソフトを発展させ、プロジェクトを成功させることが、資本主義の形態をとらずに可能であることは、その形態が万能ではないことを示している。人類の共有財産、あるいは事実上のコミュニティーの私有財産、という形態が、より適した分野が存在するといえる。

さまざまな伝説の付きまとう個性的な人物で、このたびの来日では、秋葉原、専修大、銀座で講演を行うという。銀座での講演は、全国情報サービス産業厚生年金基金(JJK)会館で行われ、特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブ理事長が解説するということを特記したい。「フリーソフトウェア運動とは何か、なぜフリーソフトウェアは我々にとって重要なのか、今後どのように展開していくのか」という常に存在する問いかけに、議論が深まることが期待される。

ストールマン氏、1年ぶりの来日が決定:フリーソフトウェア運動を語る (2007-10-2)
リチャード M. ストールマン氏 特別講演会
リチャード M. ストールマン講演会 〜 フリーソフトウェア運動とGPLv3の現在〜

Election means voters must vote upon a set of rules that applies to EVERY SINGLE ONE OF US. Setting an arbitrary delegate and telling citizens to increase taxes is not the way democracy goes. Our taxes are on-going problems of ours. How much we have to pay this year depends on how those bureaucrats set them.

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